
本日25日の伊豆新聞コラム欄に、オリコン流行もの調査隊のシブカサ紹介記事の中で温銭が取り上げられた事が紹介されました。
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「渋谷で雨が降ると、伊東の温泉が潤う」・・・風が吹くと桶屋が儲かる理論なのだ!
「雨が降ったら傘を借りよう」渋谷でビニール傘の再利用プロジェクト「シブカサ」を行っているのは、社会起業プロジェクトチーム「SOL」。代表の末原弘喜さんに話を聞いた。
――改めて、「シブカサ」とは?
末 原 まだまだ使えるのに放置されたり忘れ物にされて処分されそうになってしまうビニール傘を回収し、ちょっとオシャレにデザインしてレンタル傘として貸し出すプロジェクトです。誰でも無料で借りることができます。
――「シブカサ」の設置店はどれくらいあるのですか?
末 原 2007年12月に5店舗からスタートした「シブカサ」が、半年で28店舗(2008年6月末時点)にまで増えました。
――ビニール傘はどこから回収しているんですか。
末 原 コンビニエンスストアやカラオケボックスやホテルなどから“寄付”してもらっています。忘れられた傘は拾得物になるのですが、ビニール傘は2週間ほど放置されると無主物という扱いになり、法律的に誰のものでもなくなります。簡単に言ってしまうと、ゴミになってしまうんです。警視庁遺失物センターによると、昨年都内で落とし物として届けられた傘は42万本。うち、持ち主に戻る割合はたったの0.3%。届け出されない数字はいったいどれくらいになるんでしょうね。
――まだ使えるのに、もったいないですよね。
末 原 はい。でも、急に雨が降り出せば、傘が必要になりますよね。ゴミになってしまう傘も、必要とされる時と場所にあれば、ゴミではなくなる。だったら、僕たちが破棄されるビニール傘を集めて、飲食店などに配れば、うまくリユースできると思いました。
――リユースすればゴミが減る。「シブカサ」を置く店にとっても、利用者にとっても、うれしいサービスですね。
末 原 無料なので、気軽に使ってもらいたいですね。そして、雨がやんだら設置店舗に返してくれればいいです。「シブカサ」は、渋谷の街の人たちみんなの置き傘として、シェアするという考え方ですね。一部の提携店では、「シブカサ」を返却すると、「アースデイマネー」という渋谷で使える地域通貨50r(50円相当)がもらえる仕組みになっています。
――なぜ、渋谷の街で?
末 原 渋谷・原宿・表参道・代官山界隈は、エコにも敏感ですし、社会貢献を自ら考え、実践し、それをきちんとビジネスにしている人も多い。何より、僕たちのような若者が集まる街から発信したいと思いました。傘を介在に人と人がつながって、渋谷がもっといい街になれば、多くの人の幸せに役立つ。いずれは、巡り巡って自分にも返ってくると思うから。
「渋谷に雨が降ると、伊東の温泉地が潤う!?」
シブカサを設置店に返すことによってもらえる「アースデイマネー」は、渋谷周辺で使える地域通貨。2001年10月、渋谷でスタートし、じわりじわりと流通量を増やしている。
単位は「r」(アール)。川を意味する英語「river」の頭文字から。実は、渋谷の街には「渋谷川」という川が流れており、かつては(100年くらい前)、唱歌「春の小川」の舞台となった川だったとか。現在はコンクリートの道路に蓋をされ、姿も見えなくなってしまった川を、環境のことなどを考えるシンボルとして「r」と名づけたという。
青色の「50r」のチケット、黄色の「100r」のチケット、そして、ピンク色のカードがあり、参加店などで利用する際の価値は、1r=1円相当が目安。
街の清掃活動や壁の落書き消しなどのボランティアか、活動資金を寄付すると「r」を手に入れることができる。「シブカサ」もリユースという社会貢献に該当する。
手に入れた「r」は、アースデイマネーの参加店およびイベントで、支払いの一部にあてることができたり、プレゼントなどの特典が受けられたりする。現在、「r」が使える場所はカフェやレストラン、美容室など、90以上。
その中の一つが、静岡県伊東市の温泉街で流通している地域エコ通貨「温銭(おんせん)」で、「r」と等価で交換することができる。
つまり、渋谷で雨が降り、「シブカサ」を借りる。後日、「シブカサ」の設置店で、アースデイマネーも扱っている店に返却すると、「50r」がもらえる。その「50r」を「温銭」と交換すれば、伊東市内にある食堂、美容室、菓子舗、温泉旅館など75店以上で利用できるというわけ。
ちなみに、「r」は山口県山口市の地域通過「フシノ」と相互交換でき、「温銭」は6月に神奈川県茅ヶ崎市の「C‐リング」と1対1で交換する取り決めを結んだ。
人と人をつなげるネットワークが、少しずつだが、確実に広がっているようだ。
「温銭」と「r」は伊東と渋谷をつなぐ地域通貨である。平成13年3月に交流調印をした。要するに、渋谷でボランティアした対価500rを持って伊東温泉に来ると、500rを500温銭に交換できる等価交換の約束をしたのである。そして、温銭の使える店40店でサービスを受けることができるのだ。
更には、今年5月に茅ヶ崎地域通貨c-リングとも調印した。同様の地域間通過交流が始まっている。疲弊したコミュニティと経済の循環を促す民間の知恵である。 byネオ七福神![]()
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